会長あいさつ

福井県教育工学研究会 会長 篭谷隆弘

 

福井県教育工学研究会は、1989年(平成元年)11月、県内で活動していた放送研究会、福井マイコン研究会、福井県授業スキル研究会が合併して発足しました。新しい時代に即応した教育方法・技術の研究開発を目的とし、福井大学教育実践研究指導センター(現 教育実践総合センター)を会場に、年数回の例会を開き、会員の研究発表や研修会、講演会を行ってきました。その後は、北陸三県巡回の研究大会、月例会を中心に活動を継続しています。

本研究会会員の実践研究の成果は、松下視聴覚教育研究賞「文部大臣賞」や上月情報教育研究助成を受けるなど、全国的にも認められています。また、長年の研究成果をまとめて、「学校と地域で育てるメディアリテラシー」(ナカニシヤ出版)」「学校で拓くメディアリテラシー」(日本文教出版)の2冊を刊行しました。

本研究会の会員は、小・中・高等学校及び特別支援学校の教員、大学・短大・高専の教員、さらに民間企業関係者等、職種も専門も様々です。

情報化が進み、2020年からの小学校でのプログラミング教育の必修化など、教育環境が大きく変わる中、情報教育の推進役として本研究会が果たす役割は大きく、様々な分野で先進的な取組を日々続けています。